こんにちは、ツツジです。
中学受験をしていると、子供から

もう、中学受験をやめたい!
と言われたこと、ありませんか?
そんな時に
✔︎ まずやるべき行動は何か
✔︎ 子供と冷静に話し合うには、どうすべきか
✔︎ もし辞めるとしたら、その後の勉強方法(公立中進学)を知りたい
そして、子供が「中学受験やめたい」と言っても、
*本当にやめたいのか、
*やめたい気持ちを理解してほしいのか、
この違いもあると思っています。
本記事では以下の内容について書いています。
- 冷静に話をする流れ
- 公立中にシフトする勉強法
- 娘二人の「中学受験やめたい」の体験談
中学受験で戦っているお子様、親御さん、そんなあなたに読んでもらえると嬉しいです。
【本記事を書いている人】

娘が2019年中学受験を終了
苦手科目は偏差値30からのスタート
6年次、偏差値70オーバー(首都圏模試)
現在は中堅の上位校に進学中
中学受験では【集団塾・家庭教師・大手個別指導・自宅学習】と科目ごと色々と経験
長女が中学受験経験と、次女が中学受験を挫折しました。この手の問題は、何度なく塾の先生と話し合いました。
中学受験終了組の母が答えます。
1 中学受験やめたい|話し合う

子供が受験をやめたいと言った時に、
まずは冷静に話を聞くことが大切だと思っています。
お互いに感情的にならずに冷静に話し合ってみることをオススメします。

「中学受験にいくらお金かけたと思っているの??」
感情的になるセリフはここではグッと堪えて。
以下の手順をおすすめします。
- 家とは違う場所で、子供の考えを聞く
- 塾の先生との話し合い
- 親の感情を、子供に押し付けるのはNG
手順1ー家とは違う場所で子供の考え聞く
ウチの娘たちは、「受験関係の悩み」を聞くときは家でなく、カフェやファミレスに移動して聞いてみました。

というのは、親が感情的になるのを防ぐためです。子供はどうしても親の顔色を伺い、本音を語りづらくなります。
他人がいるところだと、案外、お互いに冷静になりやすいと思っています。
以下のポイントを子供に聞いてみましょう。
- 何が原因で「中学受験をやめたい」のか
- 子供と話し終えた後も、気持ちは変わらないのか
- 親の気持ちを伝えてみる
結果には必ず原因が伴うものです。
ここはどうしてやめたいのか、とことん追求してみましょう。
- 友達関係
- 成績が上がらない
- 習い事との兼ね合い
- 精神的に合わない
子供から親の想像を超えた、意外な答えが返ってくることも多いと思います。

親とゆっくりと話せないまま、自分の気持ちを抑えて勉強している子も多いと思います。
ゆっくりと話すと子供の気持ちも整理がつくと思います。
ここで再度、受験への「やる気」、やっぱり「やめる」というのをもう一度聞いてみましょう。
一度、どうして「中学受験」をすすめるのか、冷静になって伝えてみましょう。
日頃、伝えているかもしれませんが、話し合いを設けることにより、親の気持ちが「より明確に」子供に響くと思います。

手順2ー塾の先生との話し合い
いつも「子供が頑張っている姿」を見てくれている先生。きっと適切なアドバイスをもらえると思います。

1ヶ月ぐらい塾を休んで、頭をリフレッシュしてみたらどうでしょうか
中学受験をやめるという選択肢ではなく、「休む」という選択肢もあると思います。
塾の先生に相談すると、きっと親とは違う視点で子供にもアドバイスがもらえると思います。
手順3ー無理やり続けるのは良くない
塾の先生との話し合いで「親子の気持ち」に整理が付かない場合。
子供はやめたい。でも親は続けてほしい。
堂々巡りになっても、無理やり継続させるのは良くないです。
子供の精神が、やさぐれてしまう可能性が大きいです。
子供の気持ちは親以上に繊細なので、ここは子供と寄り添うのが一番だと思います。
中学受験をやめるとなると、今後の勉強方法も変わってくると思います。
2 中学受験やめたい|やめた後の勉強方法

ここで受験を辞めるにしても「勉強は続きます」
子供の気持ちが落ち着いたら、少しずつ公立中に向けてシフトしましょう。
もし中学受験に未練がありそうであれば、少し時間をおくのも有効な解決策だと思っています。
【受験に迷いのある子】
- 1教科や2科目だけでも頑張ってみないか促してみる
- 転塾してみる
- 「休塾期間」を設けて、勉強から距離をおく
【塾を辞めると決めた子】
- 通信教育に変えてみる
- 英語を頑張ってみる
- 習い事を頑張ってみる
上に挙げたのは、一つの例にすぎません。
目指すは高校受験。意外と時間はあっという間に過ぎます。
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3 中学受験やめたい|体験談

長女の場合:現私立中学2年(小4から通塾)
さて、続いてはウチの娘たちの「中学受験やめたい」体験談です。
長女は自分から中学受験をやりたいと言いました。
小4は順調に伸びていた成績が、5年生で伸び悩みました。成績が伸びなくなるにつれ、私が厳しくなりました。
そんなある日、娘は「やめたい」と言ったのです。
今思えば、私が娘に言わせたようなものです。当時の私は鬼のように、勉強に対して厳しかったですから。
このまま成績が伸びなければ、親に怒られる回数が増える
と、子供ながらに思ったのでしょう。そこから何度もやめるやめないを繰り返しました。
テキストを捨てるよ!と実際に何度も言ったことあるし、小学生の娘には胸に突き刺さる言葉を何度も言いました。
娘が受験をやめると口に出すのは、ある意味当然の結果でした。
塾とも何度も話し合い、一度中学受験を止めることに。
しかし、娘は中学受験をやめたはずのに、計算日記や勉強を無言で淡々と自主的に勉強するのです。

本屋に行った時は、過去問をじっくりとみるのです。
これは再開した方が良いと感じ、中学受験を再開しました。
特に5年生の時は荒れに荒れて、何度、塾長に駆け込んだことか。
再開してからは、心を決めたようで、そこから成績も安定・上昇していきました。
次女:現小6(小2で通塾)
次女は長女が中学受験の勉強をしているのが、羨ましく感じたのでしょうか。
次女は早くから塾に行きたいと言いました。
小2から中学受験のプレコースのようなものに、通塾していました。
しかし、やってみると、勉強がなかなか続きません。宿題は親に隠れて答えを丸写し、勉強そのものが苦手な様でした。
もともと中学受験というよりも、側で勉強している姉に憧れていただけかもしれないです。
そして、次女の友達は中学受験をする子が少ないのです。
それが尾を引いて、中学受験辞める、ということになりました。
特に勉強嫌いの次女にであれば、「算国だけでも続けてみない?」といいました。
勉強が嫌いな子なので、高校受験の5教科に耐えられそうにないと感じました。
でも、ダメですね。

もう、うんともスンとも中学受験はしないと言い張ります。
そんな子にさらに数年継続させるのは無理と判断して、次女の中学受験は小4で終わりました。
私はそこでシフトして、試しに英語を勉強する提案をしました。
英語を勉強するのは苦ではないみたいで、今のところ自分から進んでやってくれます。
中学受験経験者の長女がよく言います。
勉強は本人のやる気がないと伸びない。
当然なことですが、子供の人生はこれから長く続きます。
いつか本人が勉強のスイッチが入ったときに、親としてサポートすれば良いかなと考えに至りました。
4 中学受験やめたい|まとめ

子供から中学受験やめたいと言われたときの、親としての行動をまとめます。
- 冷静になって話を聞く
- 塾の先生と相談をする
- 子供が落ち着いたら、公立中に向けて勉強続ける
この流れ、当たり前かと思うのですが、親も子も感情的になっているとなかなか正常な判断が付かないものです。
頭ごなしに子供を納得させるのでなく、一度、冷静に話し合いをすることを強くオススメします。
最後に私が参考になった中学受験の本をご紹介します。
こちらには、親子バトルの登場シーンもあり、ウチと同じだ!と何度も読んだ本です。

この本、なぜか値下がりしないんですよ。中学受験界の長年のバイブルだと思っています!
偏差値30からの中学受験(著者:鳥居りんこ)
そしてもう一冊です。こちらの本も、とても参考になります。
塾に行かずに東大に受かる勉強法(著者:和田秀樹)
アマゾンのコメントが私の気持ちを代弁しているので、こちらに貼っておきます。

中学受験はあくまでも人生の通過点。
受験で最後に勝つのは「どうしてもこの学校に入りたい」気持ちだと思っています。
ここまで頑張ってきた中学受験。
きっと、悩んだ分だけ成長すると思います。