こんにちは,ツツジです。
本記事は中学受験について書いています。
さっそくですが,こんな悩みありませんか?
中学受験の塾っていつから行ったほうがいいのかな。
小2や小3になると,ママ友たちの話って「中学受験いつから始めるか?」「いつから塾に通うのか?」という話題で盛り上がりません?
仲の良い子が中学受験を目指すことになったとか。友達はすでに塾に通い出しているとか。周りの声ってけっこう敏感になりますよね。
私の体験談から,中学受験いつから始めるか?について書いていこうと思います。
【本記事はこんな人が書いています】

娘が2019年中学受験終了
小学校クラスの半数以上は受験を目指し,中学受験の情報で溢れた中,
娘は集団塾,個別指導,家庭教師,自宅学習など色々と経験
この記事で以下のことがわかると思います。
- 中学受験はいつから始めるのがベターか
- 小5もしくは小6からでは遅いのか
- 低学年から中学受験に向けてできる勉強方法
- 御三家に合格した子の低学年の過ごし方
中学受験をいつから始めたら迷われている方は,少しでも参考になると嬉しいです。

結論からサクッと
小4で始めるのがベター
理由は以下のとおりです。
中学受験は一般的に「小学3年生の2月」から小4クラスが始まります。
(ここでは小3の2月を「小4」と書いていきます)
小3秋ぐらいから,塾の説明会や入塾テストがあり,多くの受験生は小3の2月から塾に通い出します。
その小3の2月,つまり小4コースから通うメリットを書きます。
- 中学受験の幕開け。仲間がたくさんいる
- カリキュラムが小4からになっている
- 受験まであと3年あるので,中学受験をするかも決められる
- 宿題や長い授業になれるまでに時間が必要
次から細かく書いていきます。
❶中学受験の幕開け。仲間がたくさんいる
中学受験のために「低学年からの塾通いが必要」と言われたりもしますが,現実はまだまだ小4から始める子が圧倒的に多いです。
❷カリキュラムは小4開始
塾のカリキュラムはスパイラル式に小4から小6まで続きます。
つまり,同じ単元を3年間繰り返し勉強します。もちろん小4は基礎的なところから。
そして,社会の地理は主に小4~小5夏で終わります。理社はいくらでも巻き返しができますが,カリキュラム通りにすすめられる小4からの入塾が安心。
❸受験まであと3年。中学受験をするかどうかも決められる
娘も小4で入塾しました。中学受験をやるかどうかも含め,とりあえず入塾したお子さんも,意外と多くいました。
娘もとりあえず入塾してみて,中学受験とはどんなもの?と様子見で入塾した感覚もあります。
❹宿題や長い授業に慣れるため
塾に通うと宿題の量が,半端なく出されます。
もちろん小4はそこまで多くないのです。でも学年があがるたびに宿題の量も増えます。
そして,授業は夕方から。
塾の先生から「小4の前期は,勉強よりも塾と宿題に慣れる期間」と言われたほどです。
塾についての選び方についても記事を書いています。

ご興味あれば合わせて読んでみてくださいね

✔ 小4からの入塾は迷っている
✔ 小5以降の入塾を考えている
こんな方むけの内容です。
中学受験は小学校の授業内容とは,まったく違います。もちろん小4では基礎の構築ですが,どんどん難しくなります。
小学校の授業とはまったく違うという意識で次から参考にしてください。
❶遅くないでも,本人の努力がかなり必要
小5や小6でも合格する子は合格します。
もし高偏差値の学校を狙うのであれば,遅くとも小5春(小4・2月)まで入塾された方がよいと思います。
娘の友達でも,小5から受験を開始した友達がいました。でも,みなさん,かなり努力していました。
❷入塾までどんな勉強をしていたらよいか
中学受験をやるかどうか分からない。
でも少しでも中学受験が念頭にあるのであれば,以下のことに気をつけて勉強していたほうが,入塾後にスムーズです。
暗記物の理社は,正直なんとかなります。
ですが,国語や算数は一朝一夕にはなりません。一度,本屋さんで志望校の過去問を見たら分かると思います。
四谷大塚の過去問サイトでも見れます。
せめて国語と算数はスタートさせていたほうが,楽になると思います。
小5で塾に通うのであれば,低学年もしくは小4は通信教育の中学受験コースでまず勉強されることをオススメします。
親がスケジュール管理や勉強を見てあげれば,書店で使う本でも問題はないと思います。
通信教育は基本1人で勉強できるようになっているので,親が横についていなくても大丈夫です。

娘の友達でも小5から通塾する子は,塾に入るまでZ会を使っていた子が多かったです。
そして,Z会は通信教育の中でも中学受験コースが,かなりしっかりしているように感じます。
【Z会の資料を取り寄せた記事】を書きました。ご興味あれば参考にしてみて下さい。
❸受験教科を減らす選択肢も用意
中学受験入試は,多くの学校で午前4教科だけでなく,午後2教科受験も主流になりました。
午後スタート=2科目受験(国語や算数)
2科目受験の倍率や合格最低点は高めの傾向です。
でも小5以降に始めるのであれば,2教受験も視野にいれて勉強したほうが効率的になると思います。
中学受験は小4から始まります。
小2や小3からプレ受験コースが各塾で用意されています。
しかし残念なのは,低学年から勉強すれば必ず成績があがるとは言えないのが中学受験。
低学年のうちは,以下の点に留意してみてはどうでしょうか。
- 勉強する習慣や楽しさを優先する
- 実際に入ろうとしている塾に季節講習
- 国語・算数は短時間でも毎日勉強
❶勉強する習慣や楽しさ
公文や通信教育など「勉強の習慣」をこの時期に身につけたほうが良いと思っています。

娘は小4まで公文を続けていました。暗算が速くなり,受験でかなり役に立ちました。
❷入塾希望の塾に,季節講習を申し込んでみる
低学年のうちは塾を探すことも念頭に入れて,体験授業や季節講習を申し込んでみることも良いかと思います。
塾や先生方の雰囲気,月謝などのリサーチもかねて体験してみるのもアリだと思っています。
❸国語と算数だけはみっちりと。
前の見出しでも書きましたが,国算だけは基礎固めはしておいたほうが良いと思います。
国語や算数は一朝一夕には成績がのびません。時間がかかかかります。
✔ 【国語】
早くから本を読む習慣や,小学生新聞を購読して字を読む習慣を作る
✔ 【算数】
計算や時々難しい問題も自宅でやっておく
基礎力を付けるだけでその後の伸びが違ってくると思います。
❹うちの娘の場合
小4に中学受験塾に入塾するまで,公文でお世話になりました。
公文は合う合わない子がいると思いますが,うちの子には合っていました。
なにより,計算が速くなり,受験で本当に役に立ちました。

塾に入るときに一つでも何か強みを持っていると,子供の自信にも繋がると思っています!
本当は,「御三家に入学した娘の低学年の過ごし方」と書ければよいのですが,娘は御三家の学校ではありません。

娘の友達で御三家や高偏差値学校に合格した子が多くいるので,低学年の様子をご紹介します。
❶ 雙葉に合格したお友達
入塾は小4。それまでは進研ゼミを中心に家で勉強。
低学年のうちに伝記物の漫画や本はほぼ読破。なによりも読書好き。
受験時は算数でちょっと大変だったが,低学年で積み重ねた読書のおかげで国語の力をぐんぐん伸ばした。
低学年は勉強よりも習い事に力を入れていたように感じます。
❷ 栄光学院に合格したお友達
小4で入塾する前は,そろばんをやっていました。
低学年はチャレンジを取っていたようです。こちらも低学年は勉強よりも習い事に時間を取っていたと言っていました。
❸ 白百合に合格したお友達
彼女も低学年は通信教育で勉強。低学年は習い事を中心に。
読書が好きで,入塾後は国語の成績が抜群。
低学年は勉強よりも読書を中心。
以上,3名をご紹介しました。3名の共通点は
✔ 低学年は通信教育で勉強の習慣を付ける
✔ 勉強と同様に読書の習慣
✔自分で中学受験すること選んだ
この3番目の自分で中学受験を選ぶというのが,意外にも大切だと感じます。
中学受験は親の受験とも言われますが,でも,勉強をするのは子供です。子供が受験したいと思わないと,親子共々辛い中学受験になると思っています。
ちなみに,上記3名の塾は大手塾,中堅塾,個人塾とバラバラです。
本記事をまとめます。
- 中学受験をやると決めたのであれば,小4(小3の2月)から入塾
- 小5,小6で中学受験を開始するのであれば2教科受験も視野に入れる
- いずれにしても低学年のうちから,国語の読書習慣と国算の基礎
- 低学年から塾通いは,正直,その子次第。
中学受験は塾の月謝も高く,そして周りの子は勉強ができる子が多い。
色々とハードルが高いことがあるかと思います。
そして,小4で中学受験を始めても,転塾や受験自体をやめるなど様々な問題に当たることも。
しかし,子供の「中学受験したい。あの中学行きたい」という心さえあれば,後はけっこうどうにもなるものかなと感じます。