こんにちは,ツツジです。
本記事では,私が過食症から鬱になり,治ったきっかけを記事にしたいと思います。
今,まさに鬱になって苦しんでいる方。
家族が鬱になっている方。
そんな方に読んでもらえたら嬉しく思います。
鬱になった理由

当時,私は糖質ダイエットをしていました。
食事メニューはこんな感じです。
朝・・・・プロテイン100ml
昼・・・・玄米80㌘と魚
夜・・・・魚と野菜
ある日のお弁当です。0カロリーの寒天をよく食べていました(本当は0カロリーではないけど)

またある日の晩ご飯です。タンパク質と野菜、きのこです。これに「もずく」をプラス。

体重は順調に落ちていきました。
しかし,当時,家族のトラブルがあり,ストレスを一気に感じ,メンタルが押しつぶられそうになりました。
娘の中学受験の時期と重なり,それも引き金になったと思います。
ストレスの持って行き場がなく,ストレスの矛先は「食」になり、
どんどん甘いものが欲しくなりました。
我慢していた防波堤が壊れ,これでもかという程,甘い物を口に押し入れる生活になったのです。
当時の写真です。
戒めとして、過食している最中の自分の写真をよく撮っていました(当時はブログで使うなんて思ってもいなかったです)。

異常でした。
結果,1ヶ月で10㎏以上太ったのです。
私の鬱は過食症からはじまりました。
過食症
私の過食症は朝起きると甘い物,クッキーやグミを食べるところから始まります。
通勤途中は我慢できずに,コンビニに寄り一日分のグミを買って通勤していました。
これ,一日で消費した量です。

糖質ダイエットで我慢していた反動が出て、糖質のコントロールが出来なくなりました。
仕事帰りは最寄りの駅に着いたら、すぐにコンビニで肉まんを2個一気食い。
自分ではコントロールできなくて,泣きながら食べていました。
ダイエットしなくちゃ。
食べるのをやめなきゃ。
思えば思うほど、止めることができない自分。
そんな弱い意志の私は,いつも泣いていました。
痩せたい,綺麗になりたいと思ってダイエットをしたのに,まったく意味がないものでした。
自分なんかもっと醜くなればいい。
そんな考えばかり浮かんでいました。
鬱の平日と休日
鬱だった時の私の1日は、このように流れていました。
鬱の平日(仕事の日)

平日の1日です。
8:30起床 歯磨きだけして家をでる
駅まで10分の道を30分かけて歩く
10:30ー17:00仕事
18:00 帰宅と過食
19:00 就寝
こんな生活が3ヶ月ぐらいは続きました。
今はブログで「綺麗」とか「ファッション」とかそんな内容を書いていますが,当時の私は自分の服やメイクには興味が湧きませんでした。
服はクローゼットにある服を適当に選び,メイクはできなくマスク。
メイクしたとしても,メイクオフせずに寝に入る。
そんな鬱を抱えながら仕事していました。
鬱の休日(起き上がることができない休日)

家事は全て夫がやってくれました。
寝たくて寝たくて,
もう一生寝たくて,ずっと寝ていました。
起き上がることができませんでした。起きたくても、起き上がれないのです。
当時,こんな私を支えてくれた夫には感謝しかありません。
嫌がらずに,文句一つ言わずに,私を支え,子供達の面倒を見てくれました。
過食症で鬱|病院に行こうと思ったきっかけ

数ヶ月もこのような状態が続けば,
鬱に決まっている。どうしよう。
鬱ってどうやって治そう。治るかな。
鬱のサイトばかり検索していました。
病院に行った方がいい。薬を飲んだ方がいい。そんな風に思っていたのですが精神内科に行くのが,すごく怖かったのです。
父が長年,精神疾患であり,一生,薬を飲む生活。

一度,薬を飲んだらもう薬から離れることができない。その姿を間近で見ていたので,服用することが怖かったのです。
しかし,ようやく
近くのメンタルクリニックで相談だけしてみよう。薬を飲みたくないのも全部伝えて,まずはそこからだと。
そんな風に思い始めることができたのです。
上司の何気ない一言が救ってくれた

服薬をしてから,少しずつ体調が良くなることは自分でも分かりました。
過食でかなり太っていましたが,少しずつメイクを意識したり,服に気を遣いだしたり。
着ている洋服がすごくキツくなり,そこから洋服レンタルを借りました。
借りている洋服を着ると,すごく嬉しかったのを今でも覚えています。
そして,ある日,上司と食事をしたときに鬱のことを相談しました。
その上司は,笑いながら,
いま,おまえが独身ならいけるぞ。全然,女として見れるぞ。
そんなことを言ってくれたのです。

今思えば,セクハラ中のセクハラ。
今だったら,かなり怪訝に思ってしまうその言葉も,涙が出る程嬉しかったのです。
私は1ヶ月10㎏も太り,自分は醜いのに上司は冗談でもそんなことを言ってくれる。
よく鬱の人に「無理しないで」「辛いのに頑張っているね」そんな言葉が効くと言われたりもします。
でも,私はそのような言葉よりも「太っていても鬱でも,女として見れる」その言葉が何よりも救いに感じたのです。
私はまだ女性として生きていけるかもと思い始ました。
それがきっかけとなり,
それが功を奏して,少しずつ体重が落ちてきました。
一生飲み続けないと思っていた薬は,半年通院して,自然と薬から離れることができました。
うつが治るきっかけって,人それぞれです。
10人の欝疾患者がいれば,10人のきっかけがあります。
鬱で苦しんでいる人から見れば,私の鬱は軽症なぐらいですが,すごく苦しんだ一年でした。
こんな風に鬱でも誰かに認められることによって、克服のきっかけを掴みました。
鬱で苦しんでいる人
過食で苦しんでいる人
止まない雨はないというけど、それがいつか分からない
そんな心境だと思います。
でも、きっと、あなたの心に虹が架かる時が、必ず来ると信じています。
読んでくれてありがとう。